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前回に引き続き、知っているようで知られていない世界各国のビール文化についてご紹介していきたいと思います。今回は「ロシア編」です。日本ではお酒好きが多いイメージのあるロシア。そんなロシアのビール文化って皆さんご存知ですか?今回は、意外と知られていないロシアのビール文化をご紹介します!
ビールはジュースだった!?ロシアの特殊なお酒事情とは
前回は、タピオカ入りドリンクでお馴染み!台湾のビール文化をご紹介しました。
詳しくはコチラ
今回ご紹介するのはロシアのビール文化です。ロシア人と言えばお酒が大好きで、特にウォッカを飲んでいるイメージがありますが、ビールは飲んでいるのでしょうか?そもそも、ロシア人にとってビールってどのような存在なんでしょう?
ロシアでビールがお酒になったのは2011年から!
驚くべき事に、実はロシアでは数年前までビールはお酒ではなく清涼飲料水に分類されていました。2011年に法改正されて、飲酒に対する規制対象がそれまでのアルコール度数12%から0.5%に引き下げられたんです。ロシアにはアルコール依存症患者が多く、それが社会問題になっていました。事態を改善するため、このような措置が取られたそうです。
実はロシア人は日本人よりお酒を飲まない!?
ロシア人は大酒飲みというイメージがありますが、実はこれは適切ではありません。と言うのも、実はロシアではお酒は「ハレの場」で飲むものと考えられており、日常的にはあまり飲まれていないそう。アルコール依存症患者は多いものの、基本的に、日本人よりもお酒を飲む頻度はむしろ少ないそうです。
ロシアで人気のビールとは?
ロシアでシェア4割!高い人気を誇るビール「バルチカ」
ロシアのお酒と言えばウォッカのイメージが強いですが、近年ではワインやビールの人気が高まっているそうです。ロシアのビールで最も人気があるのは、サンクトペテルブルクに本社をがある「バルチカ社」の製造、販売している「バルチカ」というビールです。ちなみに、「バルチカ」とは「バルト海」を意味しています。
「バルチカ」は0番~9番まである
「バルチカ」には0番から9番まで番号が付けられていて、それぞれの番号で味や風味が異なっています。数字が上がる程アルコール度数も高くなるそうです。0番から9番の中で、最も伝統的な「バルチカ」は、3番の「クラシックビール」です。アルコール度数は4.8%と一般的なビールと同じ位。見た目よりもパンチの強い味をしているそうですよ。
一口にビールと言っても、それぞれの国によって種類も飲まれ方も様々でしたね。これまでご紹介していない中にも興味深いビール文化を有している国があるので、今後もまたご紹介したいと思います!
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