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前回に引き続き、知っているようで知られていない世界各国のビール文化についてご紹介していきたいと思います。第9回は「台湾編」!日本で現在空前絶後の大ブームとなっているタピオカ入りドリンクの発祥の地である、台湾。日本人に人気の観光地でもありますが、そんな台湾のビール文化と日本はとても縁が深いってご存知でしょうか?今回は、意外と知られていない台湾のビール文化をご紹介します!
「台湾ビール」のルーツは日本人だった!?
前回は、日本のお隣りの国、韓国のビール文化をご紹介しました。
詳しくはコチラ
それでは、早速台湾のビール文化に迫りたいと思います!
台湾最大のビールブランド「台湾ビール」
台湾最大のビールブランドは「台湾ビール」です。台湾のビール会社、「台湾菸酒公司」が生産、販売しています。日本のビールメーカーではキリンやアサヒに並ぶ大手メーカーです。
「台湾ビール」はすっきりと飲みやすい味わいになっていて、日本のビールに結構近い感じですが、実は、この「台湾ビール」のルーツが日本にあるってご存知ですか?
1919年、日本人が台湾でビール会社「高砂麦酒株式会社」を設立!
「台湾菸酒公司」の前身は、1919年、日本統治時代の台湾で設立された「高砂麦酒株式会社」です。実はこの会社を設立したのは、安部幸之助を始めとする日本人技術者達でした。日本のビールに近い味わいになっているのは、この点に原因があるのかもしれませんね!
台湾ではフルーツ系ビールが大人気!
日本も注目度アップ中のフルーツ系ビール。大手コンビニエンスストアでもマンゴーを使ったビールが売られるなど、近年フルーツビールは話題です。
台湾のフルーツ系ビールが日本でも!
実は台湾では日本よりも早くからフルーツ系ビールがポピュラーな存在になっていて、ビールが苦手な女性にも親しまれているんです。台湾のフルーツ系ビールは日本ではまだ入手困難なので、台湾に旅行に行ったら是非飲んでみたいですね!
フルーツ系ビールが好きな方にはクラフトビールがオススメ!
最近日本で流行しているクラフトビールは、様々なブルワーが原料と製法にこだわって造っています。その中にはフルーツを原料に使ったクラフトビールもあり、フルーツの特徴を活かした個性的な味や風味、色を楽しむ事ができるんです。フルーツ系ビールが飲みたいという方に、クラフトビールはとってもオススメです!
台湾で最大のビールメーカーの前身が日本人技術者によって設立されたなんて驚きの事実ですね。その一方で、現代では台湾のタピオカ入りドリンクやフルーツ系ビールが日本に輸入されて大流行となっているというのは興味深い現象です。次回はお酒が大好きな国民性でお馴染み、ロシアのビール文化に迫ります!
台湾グルメに台湾ビールはいかが?
ほかのお酒は飲まなくてよいというほどのビール好き。
クラフトビールについて日々勉強中です!