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前回に引き続き、知っているようで知られていない世界各国のビール文化についてご紹介していきたいと思います。第7回は「中国編」!実はドイツやイギリス、アメリカと言った数々のビール大国をしりぞけ、世界シェア第1位のビールを有する中国のビール文化をご紹介したいと思います!
消費量、生産量共に1位!中国は世界トップのビール大国
前回は、世界のビール文化を牽引する国、アメリカのビール文化をご紹介しました。
詳しくはコチラ
それでは、中国のビール文化をご紹介していきます!
ビール生産量は2位以下を圧倒的に引き離し、堂々の1位!
キリンビール大学が発表した2017年のレポートによれば、中国はビールの消費量、生産量共に、2位のアメリカを約2倍以上引き離し、堂々の世界第1位となっています!
皆さんもご存知のように、中国は人口も世界第1位。需要がある分、生産も盛んに行われているんでしょうね。
世界トップのビール大国中国発祥のビールって何?
そんな世界トップのビール大国、中国発祥の代表的なビールを2種類ご紹介します!
日本でもお馴染み!「青島ビール」
最近日本でもよく見かけるようになった「青島ビール」。実はドイツの「ビルゲン」、オランダの「ハイネケン」と共に、世界3大ビールの1つに数えられている、中国で最も古いビールの1つです。
口当たりはマイルドで、クセが少なく飲みやすい事が特徴です。中国のビールの中では炭酸が強めですが、日本のビールに比べると炭酸はやや弱めです。
毎年夏開催!「青島国際ビール祭り」
毎年8月に開催されている「青島国際ビール祭り」。1991年から始まったイベントで、青島に住む人々にとって、中国人にとっての旧正月と同じ位重要なイベントになっています。
ビールのジャンルに捉われず、観光、文化、スポーツ、商業等、様々な分野が融合した国家レベルのイベントです。「青島ビール」好きは勿論、ビール好きであれば是非参加したいイベントです。
中国国内で1番人気!「雪花ビール」
中国全土に展開する大手ビールメーカー華潤雪花ビール有限会社が生産、販売している中国で最も生産量の多いビールです。微炭酸で味が薄めなので、ビールの苦味が苦手な方にも飲みやすい味わいとなっています。
中国ではビールは「温かめ」で飲む?
日本ではビールは冷やして飲むのが一般的ですが、実は中国ではビールは「温かめ」で飲むんです。実は、中国では「冷たいものを飲むと死ぬ」という言い伝えがあります。冷たいものを飲むと身体が冷え、免疫力が下がり、病気に罹りやすくなると考えられているんです。そのため、中国の飲食店でビールを注文すると、大抵「温かい」ビールが持ってこられるそうですよ。
同じアジアの国でも、それぞれの国の文化によってビールの味や飲み方にも大きな違いがある事が分かります。次回以降も他のアジアの国々の中からビール文化をご紹介します。次回は日本でもその食文化が大人気!の韓国のビール文化に迫りたいと思います。
ほかのお酒は飲まなくてよいというほどのビール好き。
クラフトビールについて日々勉強中です!