「ビアパブ開業プロジェクト」は早くも3回目。
今回からかなり具体的な話になっていくので、本気でビール店を開きたいという方は絶対チェックです。
今回は、「物件」がテーマ。
ビアパブでも居酒屋でも、開業するのに一番難しいのが「物件」問題では?!
そう、物件がないと飲食店は何も始まりません! お店がなければ何もできません!
そして、
やり方次第でいい物件が見つかるんです!
飲食店は立地商売とよくいわれるだけあって、立地が非常に大事。
とはいえ立地が良くないところでも繁盛しているお店はいっぱいあるのが、面白いところですね。
そう、2等立地、3頭立地で坪月商25万もざらにあるんです。
とはいえ悪い物件よりは、できるだけいい条件の物件を取得するに越したことありません。
これ真理!
そこでまずは「物件取得」について考えていくこととしましょう。
物件が決まらずに1年~2年経ってしまったという話はよく聞きますが、なぜそうなるのかというと、答えは単純。
「条件を絞りすぎ!」
第2回にもコンセプトや条件を絞りすぎると、条件に合った物件が出てくるまでに時間がかかるというデメリットを説明しました。
これ実は「早い者勝ち」という単純な話じゃないんです。ここがややこしいところ。
どういうことかというと、入りたい物件がみつかり、そしてそこが空いていたとしても、契約できない場合があるんです。
というのも、いい条件の物件であれば、競合他社も物件取得したいと考えている場合が多数「入札」案件となってしまうことも少なくありません。
すると不動産オーナーは、どうするでしょう。あなたがオーナーさんの立場だったら、なんとなくわかりますよね!
そう、一番条件がいいところを選ぶ!
オーナーももちろん商売です。次の2つについては絶対に考えるでしょう。
①信用力 ②資金力
これはつまり、家賃滞納のリスクにも関わってきます。
そのためこちらの「条件提示が弱い」、「初めての開業」ということもマイナス評価。
場合によってはこれだけで落とされてしまうかも。
ということを考えると、最初は狙い目物件から攻めるのもアリ。
「大手企業が入らないようなターミナル以外の駅」や、「乗降客数の少ないマイナーな駅」や、「坪数の小さい10坪ぐらいの物件」などは競争相手も少なく、狙い目です。
もちろんこうした物件は単純にその地域のマーケットが小さかったり、物件の形がいびつだったり、小さすぎたりして2等、3等立地と言われ敬遠されますが、家賃が安く初期投資が少なくて済むんです。
初めて開業する人にとっては、とても魅力的ですね。
個人で最初に始める場合は、こうした悪条件の立地を知恵と努力でカバーし、売上を立てられるお店にしていければ、物件の取得もハードルが下がります。
またこれはぜひお伝えしたい衝撃の事実! 初めての開業する人たちは知らないことが多いのですが
「いい物件は表に出てくる前にすでに借りる人が決まっている」
ということは、ぜひ覚えておいていただきたい。
いい場所にある物件、実は多くの場合、簡単に不動産屋にはあがってきません。
お店のオーナーが知り合いに譲ったりするのは当然。また居ぬき店舗が売買されていることも少なくありません。
最近ではその専門サイトもあるくらい!
う〜ん、こう考えてみると物件物件ってとっても大事。
そして難しい! 1回では語りきれません。
次回も物件取得についてお話させていただきます。
もっと物件選びの大切さをわかってもらえるはずです。お楽しみに!
ほかのお酒は飲まなくてよいというほどのビール好き。
クラフトビールについて日々勉強中です!