ビール好きの方々に、あらゆる情報をお届けしている当サイト。これから「ビール通への道」と題しましてビールの深い世界をわかりやすく紹介していこうと思います。
第1回の今回は、ビールのおいしさについて考えていきたいと思います。
ビール通なら語りたい、ビールのおいしさの秘訣
ビール=おいしい
そんな当たり前なこと今更いうなよ! と皆様お思いかもしれません。でも、じゃあビールのおいしさってどんな要素で成り立っている? と聞かれて、すぐに答えられますか。そうビールって苦いし風味もあるし、爽やかさもあるし、コクもある……などとっても複雑なんです。
なので、ビールの味を構成する要素を知っておくべき。簡単に確認してみましょう。7つもありますがいずれも「なるほど」と思えるものばかり!
ビールのおいしさをつくる7つの要素
①香り
これはなんといっても外せませんね。麦芽やホップ、原料や酵母の働きからビールの香りが決定します。
②泡
生ビールの泡が大好きというビールファンも多いでしょう。やはり泡はビールを味わううえで重要な要素。泡もまた麦に由来するものです。実は麦などの穀粒に含まれるたんぱく質がこの泡を作り出しています。
③炭酸
ビールが爽快なのは炭酸のおかげ。酵母による発酵作用の副産物として二酸化炭素が発生しているのです。シュワシュワの心地よい喉越しはビールならではのものですね。
④ボディ
ビールのボディとはいわゆる「コク」、味わいの濃淡のこと。これは麦芽のたんぱく質が糖化、発酵、濾過という過程を経ることで生じるものです。原料や醸造作業がコク、そして甘みや口当たりに影響します。
⑤風味
麦芽、ホップに加えて実は重要なのが水。ビールのほとんどは水! なので水そのものの風味もビールの風味に影響を与えます。
⑦アルコール
当たり前だけどビールはアルコール飲料です。ビールの味はアルコールの分量も大きく関わってきます。
まだまだ語れちゃう、ビールのおいしさ
と、ざっとあげましたが実はもっと細かく分けられてしまうからビールは面白い!
◎口当たり
炭酸が強い、粉っぽい、酸味が強いなど
◎風味
ホップが強い、フルーティ、香ばしいなど
こんな風にそれぞれかなり細かく分類できてしまうんです。「ビールおいしい!」と思ったらぜひ、何がどうおいしいのか考えてみてください。ビールを飲むのがもっともっと楽しくなるはずです。
『ビール大全』・2017年8月・楽工社
ほかのお酒は飲まなくてよいというほどのビール好き。
クラフトビールについて日々勉強中です!