【ビール通への道⑳】世界各国のビール文化をご紹介!~オランダ編~

ビールに関する様々なトピックスをご紹介している当サイト。「ビール通への道」では、日本で一般的な「ラガー」からイギリスで親しまれる「エール」など世界各地のビールに関する情報をご紹介しています。

前回に引き続き、知っているようで意外と知られていない世界各国のビール文化についてご紹介していきたいと思います。第4回は「オランダ編」!チューリップや風車の美しい街並みや、ゴッホ、フェルメールなど絵画の巨匠の生誕地としても有名な芸術の街・オランダは、実は日本のビール文化にも縁が深いってご存知ですか?そんな知られざるオランダのビール文化についてご紹介したいと思います!

「ビール」という日本語の由来はオランダにあった!

前回は、実はユネスコの「無形文化遺産」にも登録されているという偉大なベルギーのビール文化をご紹介しました。

詳しくはコチラ

【ビール通への道⑲】世界各国のビール文化をご紹介!~ベルギー編~
ビールに関する様々なトピックスをご紹介している当サイト。「ビール通への道」では、ビールの味や風味、原料や飲み方などビールをより楽しむためのありとあらゆる知識を皆さんにお届けしています。 前回に引き続き、知っているようで意外と知られてい...

それでは、早速オランダのビール文化に迫っていきましょう!

江戸時代にオランダから献上されてビールが日本に伝わった

英語では「BEER(ビア)」、ドイツ語では「BIER(ビーア)」と言ったように、世界各国でビールの呼び方は異なります。そんな中で、どうして日本は「麦酒(ビール)」なのか、皆さんはご存知でしょうか?実は、その理由はオランダにありました!

日本の文献でビールが登場する最古のものは、オランダ通詞今村市兵衛と名村五兵衛が書き記した『和蘭問答』(1724年)です。オランダ人の商館長から献上された、麦から造られた西洋のお酒を「麦酒(ビイル)」と表記しています。以後、「ビーア」や「ビーア」などの表記も使用されていましたが、「ビール」が最も一般的な呼称として普及しました。

日本でもおなじみ「ハイネケン」はオランダ発祥!

オランダ初の「ラガービール」として誕生

緑色の瓶に赤い星がトレードマークの「ハイネケン」。170か国以上で販売されており、世界第3位のシェアを誇る超人気ビールです。その一方で、あまり知られていませんが実は「ハイネケン」の発祥の地はオランダ。19世紀後期に、ジェラルド・ハイネケンという人物が、オランダの首都アムステルダムで醸造所を設立、そこでオランダ初の「ラガービール」として開発されました。

通常のビールの2倍の醸造期間!

「ハイネケン」は、強めの炭酸と爽やかな喉越し、苦みやキレといった「ラガービール」の特徴を持ちながら、同時にしっかりとしたコクも感じられるバランスの良いビールです。この味わいを生み出す秘密は、「A酵母」と呼ばれるオランダのみで培養される酵母と、通常のビールの2倍、28日間も醸造に時間を費やすことにあります。こうした品質向上のための徹底したこだわりが、「ハイネケン」を世界第3位のシェアを誇るビールにしているんです。

オランダの定番おつまみ2品がコチラ!

最後に、オランダでビールの定番おつまみとして親しまれている2品をご紹介したいと思います!

小さいコロッケのような「ビターボーレン」

実はじゃがいも大国でもあるオランダ。日常の食卓でも、欠かすことのできない食材となっています。そんなじゃがいもを使った「ビターボーレン」は、日本のコロッケを小さくしたような料理。これにマスタードをたっぷり付けると、ビールに最高に合うそうです!

オランダと言ったらやっぱりコレ!な「チーズ」

オランダの名物と言えば、やっぱり「チーズ」は欠かせません。オランダで最も主流なゴーダチーズ、ゴーダチーズよりもややあっさりしており、酸味とバターの風味があるエダムチーズなど種類は様々。チーズと言えばワインというイメージですが、ビールとも相性は抜群なんです。

日本に初めてビールを伝えたのがオランダだなんて、ちょっと驚きでしたね。このように、ビールには私達の知らない隠れた情報がまだまだ山のようにあるんです。次回は実は国民一人当たりのビール消費量が世界一!ヨーロッパのビール文化を語る上で外すことのできないチェコのビール文化をご紹介します。

▼参考
『自分でつくる最高のビール』(2016年6月、マイナビ出版)
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