クラフトビールを飲んでみたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…そんな悩みを持つ初心者の方に向けた完全ガイドです。
この記事でわかること
- クラフトビールの基本的な種類と特徴
- 初心者が飲みやすいスタイルの選び方
- おすすめの銘柄5選
- 飲み方・楽しみ方のコツ
- よくある失敗と克服法
コンビニや居酒屋で気軽に手に取れる大手メーカーのビールとは違い、クラフトビールには個性豊かな風味があります。でも最初の一本を間違えると「苦い…」「自分には合わない」と感じてしまうことも。この記事では、初心者が失敗しないための選び方と、飲みやすいおすすめビールを紹介します。
クラフトビールとは?大手ビールとの違い

クラフトビール(craft beer)とは、小規模な醸造所(ブルワリー)が手作りで製造する個性的なビールのことです。英語の「craft(工芸・技術)」という言葉が示す通り、醸造士(ブルワー)のこだわりと技術が詰まっています。
大手ビールとの主な違い
- 製造量:大手は大量生産、クラフトビールは小ロット生産
- 原材料:モルト(麦芽)・ホップ・酵母の種類やバランスへのこだわり
- 多様性:世界に100種類以上のビアスタイルが存在
- 価格:1本350ml缶で300〜600円程度と大手より高め
日本では2000年代以降、クラフトビールの醸造所が急増し、現在では全国に1,000以上のブルワリーがあります。ビアスタイルの種類一覧はこちらの記事でも詳しく解説しています。
ビールの基本スタイルを知ろう
クラフトビールを選ぶには、まず「エール」と「ラガー」という2つの発酵方式を覚えるのが第一歩です。
エール(上面発酵)
20〜25℃前後の温度帯で酵母が上に集まる「上面発酵」で醸造されます。発酵時間が短く、フルーティーな香りや豊かな味わいが特徴で、種類によって複雑な風味が楽しめます。
初心者におすすめのエール系スタイル:
- ホワイトエール(白ビール):小麦を使用しフルーティーで飲みやすい。苦味が少ない
- ペールエール:ホップの香りが穏やかで、バランスが良い入門向けスタイル
- セゾン:スパイシーで爽やか。夏に特に飲みやすい
ラガー(下面発酵)
5〜10℃の低温で酵母が底に沈む「下面発酵」で醸造。日本の大手ビールの多くはこのラガータイプで、スッキリとした爽やかな喉ごしが特徴です。
- ピルスナー:淡い色でクリアな飲み口。ビール初心者でも飲みやすい
- デュンケル:黒ビールの一種だが、意外とマイルドで飲みやすい
初心者が選ぶべきクラフトビールの基準

初めてクラフトビールを飲む方が後悔しないための選び方を解説します。
苦味(IBU)を確認する
ビールの苦味は「IBU(国際苦味単位)」という数値で表されます。数値が低いほど苦味が少なく飲みやすいです。
- IBU 10〜20:苦味ほぼなし → 初心者に最適
- IBU 20〜40:軽い苦味 → 初心者向け
- IBU 40〜60:程よい苦味 → 慣れてから
- IBU 60以上:苦味強め(IPA系) → 上級者向け
アルコール度数を見る
クラフトビールはアルコール度数4〜12%以上まで幅広いです。最初は4〜5%程度の標準的なものから始めましょう。
色で判断する
一般的に色が薄いものほど苦味が少なく飲みやすい傾向があります。黄〜琥珀色のビールがおすすめです。
初心者におすすめのクラフトビール5選
1. ヤッホーブルーイング「水曜日のネコ」
ベルジャン・ホワイトエールスタイルのクラフトビールです。青リンゴやオレンジピールのような爽やかな香りが特徴で、苦味が非常に少ない。ビール独特の苦味が苦手な方にも飲みやすいと高評価です。アルコール度数5%。
2. 銀河高原ビール「小麦のビール」
ドイツのヘーフェヴァイツェン(小麦ビール)スタイル。バナナのような香りとフルーティーな味わいが特徴です。泡立ちが良く、グラスに注いで飲むと美味しさがより引き立ちます。アルコール度数5%。
3. サントリー「TOKYO CRAFT ペールエール」
日本の大手メーカーが造るクラフト系ビールで、入手しやすさが魅力。ホップの香りを楽しめながら苦味は控えめで、バランスが良い。コンビニや量販店でも手に入るため、初心者が最初の1本として試しやすいです。
4. 常陸野ネストビール「ホワイトエール」
茨城県の木内酒造が醸造する人気クラフトビール。コリアンダーやナツメグ、オレンジピールなどのスパイスを使用した爽やかなホワイトエールです。海外でも高く評価されており、クラフトビール入門者への贈り物にもよく使われます。
5. よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
アメリカン・ペールエールの代表格。フルーティーな香りとほのかな苦味のバランスが良く、クラフトビール入門として定番の一本です。全国のスーパーやオンラインショップで購入できます。よなよなエールの詳しいレビューはこちら。
飲み方・楽しみ方のコツ
適切な温度で飲む
クラフトビールは種類によって最適な温度が異なります。
- ラガー系:4〜6℃(よく冷やす)
- エール系:6〜12℃(少し温かめで香りを楽しむ)
- スタウト系:10〜14℃(常温に近い温度)
グラスで飲むと香りが広がる
缶のまま飲むより、グラスに注いで飲むのがおすすめです。グラスに注ぐと泡が立ち、ビールの香りが鼻に届きやすくなります。飲む前に軽くグラスを傾けて香りを確認するのがクラフトビールの楽しみ方の一つです。
ゆっくり味わう
大手ビールのようにごくごく飲むのではなく、少量ずつ口に含んで味わうのがクラフトビールの正しい楽しみ方。泡の食感、香り、苦味の変化など、様々な要素を楽しめます。
よくある失敗と克服法
「苦くて飲めない」
いきなりIPAを飲んでしまった可能性があります。まずはホワイトエールやフルーツビールから始め、段階的に苦味の強いスタイルに慣れていきましょう。
「香りが強すぎる」
ベルジャン系やスモークビールは独特の香りが強め。最初はアメリカン・ペールエールや日本のクラフトビールから試すのが無難です。
「高くて続けにくい」
クラフトビールは大手ビールより高価です。まずは1本ずつ試し、気に入ったブルワリーが見つかったら6本セットなどをまとめ買いするとコスパが上がります。通販の飲み比べセットも活用しましょう。
まとめ:クラフトビール初心者が失敗しないための5つのポイント
- ホワイトエール・ペールエールなど苦味の少ないスタイルから始める
- IBU20以下の低苦味ビールを選ぶ
- アルコール度数4〜5%の標準的なものから試す
- ヤッホーブルーイングや常陸野ネストビールなど国産の入門向け銘柄がおすすめ
- グラスに注いで香りと一緒に楽しむ
クラフトビールの世界は広大です。「好みのビールを探す旅」として楽しみながら、少しずつ飲み比べてみてください。きっとあなたの一生ものの一杯に出会えます。
23歳の時に古いビル1棟を飲食ビルにして起業。
ビールが好きすぎてクラフトビール醸造はじめちゃいました。
