クラフトビールの種類一覧|初心者でもわかるビアスタイル完全ガイド

ビールの種類

この記事でわかること:

  • クラフトビールの2大分類「ラガー」と「エール」の違い
  • IPA・スタウト・ペールエールなど主要ビアスタイルの特徴と一覧
  • 味・香り・苦みから自分に合った種類の選び方
  • 2026年の日本クラフトビール市場の最新動向

クラフトビールの種類は世界で150種類以上。専門店やタップルームに行くたびに「どれを選べばいいかわからない」と悩む方は多いはずです。この記事では、クラフトビールの種類を一覧でわかりやすく解説し、自分に合ったスタイルの選び方までお伝えします。

クラフトビールの種類とは?ラガーとエールの基本的な違い

様々な種類のクラフトビールグラスの比較

クラフトビールは大きく「ラガー」と「エール」に分類されます。この2つを理解するだけで、初心者でもビール選びがぐっと楽になります。

ラガー(Lager)は低温(5〜10℃)で発酵させるビールです。発酵後に低温熟成(ラグリング)することで、スッキリとしたクリアな味わいが生まれます。日本の大手ビールのほとんどはこのラガー系です。

エール(Ale)は高温(15〜25℃)で発酵させるビールで、酵母(こうぼ)が独特のフルーティーな香りや複雑な風味を生み出します。クラフトビールの多くはエール系で、個性豊かな味わいが楽しめます。

クラフトビールの種類一覧|エール系ビアスタイル

エール系は味わいの幅が広く、クラフトビールの醍醐味(だいごみ)を存分に楽しめるカテゴリです。以下の代表的なスタイルを覚えておきましょう。

ペールエール(Pale Ale)

金色〜琥珀色(こはくいろ)で、ホップの香りと程よい苦みが特徴。クラフトビール入門に最適で、最もポピュラーなスタイルのひとつです。キャラメルのような麦芽の甘みとホップの苦みのバランスが絶妙です。

IPA(India Pale Ale・インディア・ペールエール)

ホップを大量に使い、際立つ苦みとトロピカルな香りが特徴。現在のクラフトビールブームを牽引(けんいん)するスタイルです。苦みが強めですが、慣れると独特の爽快感がクセになります。

ヘイジーIPA(Hazy IPA / NEIPA)

New England IPA(ニューイングランドIPA)とも呼ばれ、白く濁った外観が特徴のIPA。ジューシーな果実香と低めの苦みで、IPAが苦手な方でも飲みやすいスタイルです。2026年現在も国内外で最もトレンドなスタイルのひとつです。詳しくはヘイジーIPAとは?おすすめ10選と選び方もご覧ください。

スタウト(Stout)

黒色の見た目とロースト(焙煎)した麦芽のコーヒー・チョコレートのような風味が特徴。代表銘柄のギネス(Guinness)が有名です。甘みのあるミルクスタウト、アルコール度数の高いインペリアルスタウトなど多くのバリエーションがあります。

ポーター(Porter)

スタウトと似た黒ビールですが、やや軽めでチョコレートのような風味が主体。スタウトより飲みやすく、黒ビール入門としておすすめです。

ヴァイツェン(Weizen)

ドイツ発祥の小麦ビール(こむぎビール)。バナナやクローブ(香辛料)のような独特の香りと、白く濁った外観が特徴です。苦みが少なく初心者にもおすすめのスタイルです。

セゾン(Saison)

ベルギー発祥で、スパイシーでフルーティーな香りが特徴。ドライでさっぱりとした後味で、食事との相性が抜群です。

サワービール(Sour Beer)

乳酸菌(にゅうさんきん)や野生酵母を使って醸造した酸味のあるビール。ゴーゼ(Gose)やランビック(Lambic)などのスタイルがあります。詳しくはサワービールとは?種類・特徴・おすすめ飲み方を解説もご覧ください。

クラフトビールの種類一覧|ラガー系ビアスタイル

日本のクラフトビールタップルームの雰囲気

ラガー系はスッキリとした飲みやすさが魅力です。2026年のトレンドである「ラガー復権」もあり、クラフトブルワリーでも個性的なラガーを醸造するところが増えています。

ピルスナー(Pilsner)

チェコ発祥で、世界で最も広く飲まれているビアスタイル。淡い黄金色でホップの爽やかな苦みとクリアな味わいが特徴。日本の大手ビールのほとんどもこのスタイルです。

クラフトラガー(Craft Lager)

大手とは一線を画す原材料や醸造技術を使ったこだわりのラガー。2026年のトレンドでは「ラガー復権」が注目されており、クラフトビールの世界でも高品質なラガーの人気が再燃しています。

ケルシュ(Kölsch)

ドイツ・ケルン(Köln)発祥で、ケルン産以外のものは正式にケルシュと名乗れないという地域限定のスタイルです。ラガーのようなすっきりとした飲み口とエールの豊かな香りを兼ね備えた独特のスタイルで、日本でも人気が高まっています。

シュヴァルツ(Schwarzbier)

ドイツ語で「黒ビール」を意味するラガー系の黒ビール。スタウトより軽く、ロースト香とすっきりとした後味が特徴です。

2026年・日本のクラフトビール市場の最新トレンド

2026年の日本のクラフトビール市場は、醸造所数が900軒を超え、World Beer Cup 2026では過去最多となる12メダル(うち金メダル5個)を獲得するなど、品質・規模ともに大きな成長を遂げています。注目のトレンドは以下のとおりです。

  • ラガー・ケルシュの復権:クラフトビールブームの初期はIPA中心でしたが、2025〜2026年にかけて「飲みやすさ」重視のトレンドが台頭し、クラフトラガーやケルシュへの注目が高まっています。
  • ノンアル・微アルクラフトビールの進化:健康意識の高まりとともに、アルコール0.5%以下の微アルや、ビール感そのままのノンアルの醸造技術が大幅に向上しています。
  • 国産素材を活かしたスタイル:ゆず・わさび・抹茶(まっちゃ)・山椒(さんしょう)・日本米など国産素材を取り込んだ独自スタイルが増加。「日本らしいクラフトビール」として海外でも注目されています。
  • 酒税改正2026の影響:2026年10月の酒税改正により税率が一本化され、クラフトビールも価格競争の影響を受けます。コストパフォーマンスと品質のバランスがブルワリー選びの重要なポイントになってきています。

味・香り・苦みから選ぶ!クラフトビールの種類の選び方

クラフトビールが初めての方は、自分の好みに合ったスタイルから試してみるのがおすすめです。

  • 苦みが苦手な方:ヴァイツェン・ヘイジーIPA・セゾン・ゴーゼがおすすめ。苦みが少なくフルーティーな香りが楽しめます。
  • 普通のビールが好きな方:ピルスナー・クラフトラガー・ケルシュから試すと違和感なく楽しめます。日常のビールとの違いを感じながら、徐々に世界を広げていけます。
  • コーヒー・チョコレートが好きな方:ポーター・スタウトがおすすめ。ミルクスタウトはさらに甘みが加わり、ビール感が苦手な方でも楽しみやすいスタイルです。
  • フルーティーな香りが好きな方:ペールエール・サワービール・セゾン・ヴァイツェンがおすすめです。
  • 刺激的な味にチャレンジしたい方:IPA(特にWest Coast IPA)やインペリアルスタウト。強い苦みや高アルコールはビール上級者向けスタイルです。

まとめ:クラフトビールの種類一覧を活用してもっと楽しもう

この記事では、クラフトビールの主な種類と一覧・選び方をお伝えしました。最後にポイントを整理します。

  • クラフトビールはラガー(低温発酵・すっきり)とエール(高温発酵・フルーティー)の2大分類に分かれる
  • エール系はIPA・スタウト・ペールエール・ヴァイツェンなど多彩なスタイルがある
  • ラガー系はピルスナー・ケルシュ・クラフトラガーなど飲みやすいスタイルが多い
  • 2026年は「ラガー復権」「ノンアル進化」「国産素材活用」がトレンドキーワード
  • 苦みが苦手な方はヴァイツェン・ヘイジーIPA・セゾンから試してみよう

クラフトビールの多様な種類を知ることで、お気に入りの一杯が必ず見つかります。ぜひ様々なスタイルに挑戦して、自分だけのクラフトビールライフを楽しんでみてください。

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