「mitosaya」訪問記〜千葉県大多喜町にある元薬草園の蒸留所

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mitosaya薬草園蒸留所を訪問

千葉県の大多喜町にある、元薬草園の施設を利用した蒸留所「mitosaya」を訪問してきました。クラウドファンディングやオシャレなパッケージなどSNSでも話題になったこちらで造られているのはフルーツ・ブランデー(Eau de Vie/オー・ド・ヴィー)。薬草園で採れるボタニカルが使われており、洗練されたデザインが特徴的です。この蒸留所の集客方法やSNSの運用方法などはクラフトビールのブルワリーにとっても大きく学べる点がありそうなのでご紹介します。

mitosayaの公開日は月に一度だけ

mitosayaでは月に一度だけ公開日が設けられており、予約不要で訪問が可能。最寄りの大多喜駅からは徒歩で20分ほどかかりますが、筆者が訪問した日は雨だったにも関わらず駅から大勢の人が歩いて訪れていました。入口で可愛らしいイラストのマップを配ってくださるので、それを見ながら敷地内を回っていく形になります。

バーとのコラボカクテルや商品を使ったデザートなども販売

薬草園のなかに様々な演出がなされており、商品の有料試飲コーナー(10ミリ200円、恵比寿のバーとコラボし、ハーブ類を使ったカクテルの提供コーナーも。温室のなかにお洒落にしつらえられており、見るだけでテンションが上がるような施設でした。薬草園で造られたノンアルコールジンの提供などもありました。

他にも、子どもたちが販売するポップコーンや、ハーブやはちみつの販売、近隣のショップのお弁当(事前予約制)やスープ、ノンアルコールドリンク、mitosayaのEau de Vieを使ったデザートなどの販売もあって、見応えがあり、遠くから沢山の方が訪れる人気があるのも分かる開放日でした。

随所にベンチや机が置かれており、座って飲んだり食べたりするスペースも沢山ありました。商品を購入できるエリアもあるのですが、常に行列で早い時間から売り切れていました。Eau de Vieは季節ごとにプラムやみかんなど旬のフルーツやボタニカルを使用し、新商品が出てくるので何度も通う楽しみもあるようです。

薬草園を歩いているだけでも楽しい敷地

もともと薬草園だった施設を活かして造られているのですが、「染料、香料用の薬草エリア」「毒のある薬草エリア」「水生植物のエリア」など、広い敷地のなかがテーマごとに分かれているのも面白い点でした。かなり広いので、じっくり見ていると1時間以上はかかる感じです。ここに生えている植物も商品に使われていると思うと、観察しながら見ていくのが楽しいですよ。

蒸留エリアの建物はツアーの時間が決まっており、タイミングが悪く参加できなかったのですが、蒸留器や施設の様子を覗くことができます。理科室のような雰囲気の部屋や、材料に使われる乾燥ハーブ類、漢方の材料になるような乾燥植物も展示されていました。大きな蒸留器や、巨大な木樽などを見ることができ、製造中の雰囲気を感じることができました。

Mitosaya 薬草園蒸留所 基本情報

Mitosaya 薬草園蒸留所

住所:千葉県夷隅郡大多喜町大多喜486
電話番号:0470-64-6041
アクセス:いすみ鉄道大多喜駅から徒歩20分
mitosaya公式サイト

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