ビール好きの方々に、クラフトビールにまつわるあらゆる情報をお届けしている当サイト。ここでは「ビール通への道」と題して、ビールに関する様々な知識をお伝えしてます。今回は、世界の高アルコールビールをご紹介していきます。ビールはアルコール飲料ではあるものの、アルコール度数が強すぎず飲みやすいイメージが強いですが、実はアルコール度数がとっても高いものも少なくないんです。しかも、近年は日本でも高アルコールビールの人気が高まっています。今回はこの高アルコールビールの魅力に迫ってみましょう!
現在はアルコールが高いビールの人気が急上昇中!
最近、缶チューハイではアルコール度数が9%以上と高度数のものがブームとなっています。その影響もあってか、ビールでもアルコール度数の高いものが増えつつある印象です。
スーパーやコンビニでも高いアルコール度数のものをよく見かけますね。しかし、実は世界には、アルコール度数が20%以上のビールもあるってご存知でしょうか?
おなじみ、日本のビールは大体4~5.5%程度!
日本で販売されているビールの一般的なアルコ―ル度数は、大体4~5.5%程度です。しかし、最近では世界各国のビールがスーパーやコンビニエンスストアで販売されるようになりましたし、高アルコール度数の缶チューハイのブームの影響もあってか、国内の主要メーカーからも7~9%の高アルコールビールが販売されるようになりました。
とはいえ、日本で飲まれている主要なビールのアルコール度数は、やはり4~5.5%程度がほとんどと言えるでしょう。
世界のビールはもっとすごい!そのアルコールの高さに驚き
ビールのアルコール度数が9%って、ちょっと驚きですよね。しかし、世界の高アルコールビールはそんなものではございません。
長年、ギネスブックで世界最高のアルコール度数のビールとして記録されていたのは、「サンタクロース」(オーストラリア)というビールでした。しかし、2005年にアメリカのボストンビール社が発表した「理想郷」のアルコール度数が、なんと24%!これをきっかけに、最強のビールの座をめぐる戦いが勃発しました。
例えば、2009年に世界で最高のアルコール度数を記録した、スコットランドのブリュードッグ社の「戦術核ペンギン」は、なんと32%というから驚き。日本酒や焼酎を軽く超えるアルコール度数となっています。
アルコール度数が高いビールの世界1位は67.5%
最強のビールの座をめぐる戦いは徐々にヒートアップ。アルコール度数はもちろん、名前も過激になっていきます。
高アルコール度数のビール世界ランキング、トップ3
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「戦術核ペンギン」に、ドイツのショルシプロイ社が「Schorschbock40」(40%)で応戦、それに対抗しブリュードック社が発表したのが「ビスマルクを沈めろ」(41%)、更に「歴史の終わり」(55度%)です。しかし、戦いの歴史は終わらず、オランダのクールシップ社が「未来の始まり」(60%)を発表します。
スネーク・ヴェノム(スコットランド)が現在アルコール度数最高!
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2012年にはスコットランドのブリューマイスター社が「世界滅亡の日」(65%)を発表。もはやこれまでかと思われましたが、2013年にブリューマイスター社は更に高アルコールの「スネーク・ヴェノム」を発表。そのアルコール度数はなんと67.5%。もはや一般的なウイスキーやウォッカでは相手になりません。
アルコール度数だけではなく、値段も驚異的。275mlのボトルで、50ポンド(約7000円)となっています。ちょっと躊躇する値段ですが、ビール好きとしてぜひ一度飲んでみたい一品ですね。
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