東京からちょっと足を伸ばすと、見学できるビール工場ってたくさんあるのをご存知でしたか?
ビール造りの工場見学ができるうえに、試飲ができるお楽しみもあるんです。今回は、茨城県守谷市にあるアサヒビールの茨城工場に見学に行ってきました。
アサヒビール茨城工場へのアクセス、工場見学の料金、予約方法
アサヒビールの茨城工場の見学方法ですが、料金は無料ですが予約制なので事前に電話かネットでの予約が必要です。
予約時間は30分ずつ分かれており、朝9時〜。最終出発が15時の回です。所要時間は90分で、約1時間の施設内見学、20分間の試飲、そして最初の場所まで移動して終了という流れ。守谷駅の中央東口から無料の送迎バスが出ているのですが、こちらのバスも予約制です。
住所 茨城県守谷市緑一丁目1-1
電話番号 0297-45-7335
受付時間 9時〜17時
ネットでの申込みはこちら
東京からは秋葉原で乗り換えてつくばエクスプレスで守谷駅まで一本。他にも関東鉄道常総線という路線が通っています。都心から1時間ちょっとで到着できるのでけっこう近いなあと感じました。
バスで移動し、工場に着いたら入り口で受付を済ませると試飲のときの番号札を受け取ります。出発時間ごとに決められたグループで、いざ工場見学へ!
アサヒビール工場の見学
まず、最初に行くのは映像室。そこでは工場の規模や全体の概要のストーリーが流されるのを視聴します。ちなみに、「カルピス」や「三ツ矢サイダー」などのソフトドリンクもアサヒビール茨城工場で作っているそうですよ。
その後は、醸造設備の見学へ。
最初のほうで二条大麦とホップが展示されているコーナーがあるのですが、麦茶に使う六条大麦との違いがパネルでわかりやすく展示されていました。そして炒ってある麦の試食コーナーも。
「甘い!美味しい!」
「ホップがいい香り!!」
という声がわーっと上がるほど、しっかり甘みを感じる大麦でした。ホップは乾燥したもので、くしゃっと潰すとビールから感じるあの特徴的な香りがしっかりと立ち上ります。「香水かドライフラワーにして飾りたいね」という声も聞こえてきたほど、いい香りでした。
こちらの茨城工場では数日間の発酵を経た後のビールは、数十日をかけて熟成されるそう。0,2度でも温度が変わるとビールの味が劣化してしまうこともあり、24時間体制で貯蔵タンクの温度管理を行っているのだとか。
そして、味の管理は30人もの官能検査スタッフの方が毎日夕方の決められた時間に自分の舌と目で実際にチェックされているそうです。女性の方も2割ほどいると聞きましたが、風邪をひけないし体調管理が大変なお仕事ですよね。
瓶のラベル貼りのエリアなどもあり、移動しながら見学していくのですが、東京ドーム9個分の敷地を所有しているそうで敷地がとにかく広大なのが印象的でした。
念願の試飲タイム
そして、ラインを一通り見学したら次はお待ちかねの試飲タイム。「20分で3杯まで」となっており、1杯目は看板ブランドであるスーパードライの生と決まっています。残り2杯は3種類から選べる形で、うち2杯がエクストラコールドの通常のタイプと黒ビールのタイプでした。
できたてのビールはやはり美味しい!日頃、クラフトビールを楽しんでいてもやはり大手酒造メーカーのビールの完成度はすごいと感じます。厳密な温度管理のお話を聞いたこともあり、ひときわ美味しく感じました。
外からのおつまみの持ち込みは禁止なのですが、”館内の売店で購入したものはOK”となっています。3杯飲むには、正直なところ無料で頂けるおかきだけだと足りないと感じたので、次に行くときは必ず早めについておつまみをじっくり選んでから見学に臨みたいと思いました。
アサヒビール茨城工場近くのオススメレストラン
工場見学のあとは、近くの「メヒコ」でのご飯のコースが人気のようで、同じ班になった方を何組も拝見しました。なんとフラミンゴが中庭にいて、眺めながらシーフードを楽しむことができます。
ビール工場と守谷駅の中間くらいに位置しているので、試飲で飲んだお酒の酔いを覚ましながら途中でランチするのもオススメですよ。
普段飲んでいるビールも、実際に工程を見るとより美味しく感じられるのが不思議なものです。都心からアクセスも良いので、大人の社会科見学として訪れてみては?
「アサヒビール茨城工場」情報
アサヒビール茨城工場
住所:茨城県守谷市緑一丁目1-1
電話番号:0297-45-7335
受付時間:9時〜17時
ネットでの申込みはこちら
〈2019年8月22日現在〉
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普段は女性誌のWebをメインに恋愛コラムを執筆。
ソムリエ資格も所持。
お酒全般好きですが、ビールは柑橘系のフルーティーなものが好み。最近は草むしりの後のビールが美味しすぎてハマってます。