「トマト農園が造るビールで会津を盛り上げたい」会津若松の魅力を「ビール造り」で繋げる醸造所がクラウドファンディング開始!

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”トマト農家”が始める地域一体型のクラフトビール醸造所
【CheapChicBrewing(チープシックブリューイング)】
脱サラしてここ会津若松で就農してから7年。
トマトをきっかけに会津若松の魅力を「ビール造り」を通して繋げるための醸造所に挑戦されます!!


2022年2月28日よりクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、支援募集を開始!


サラリーマンからトマト農家➡トマト農家から醸造家

創業者は京都で生まれて東京でサラリーマン時代を経験、脱サラして会津若松で就農してから7年。
トマト嫌いが、会津若松のトマトを食べて感動したことをきっかけに、2015年に福島県の会津若松市に移住し農家へ転身!!
2年前には独立をして今はトマト農家を営んでいます。

市場に届かず廃棄されるロスの農作物の存在や、農業人口の減少・高齢化などの課題。
そして、元々興味のあったビール造りについて学びはじめたことで「この場所ならではのビール造りがしたい!」という想いが膨らんだことがきっかけだそうです。

小タイトル
冷涼な気候は様々な農作物に適していて、会津はりんごや梨などフルーツの生産も盛んな場所です。フルーツもトマトと同様にロスの多い農作物の一つ。
虫食いや形の悪いもの、完熟を過ぎて落ちてしまったものなどまだまだ美味しく食べられるフルーツが廃棄されています。


そんなトマトやフルーツを使ってこの場所ならではのビール造り、農作物の枠を超えて、会津の美味しさを全国の幅広い消費者の方に届けていきます。


会津は会津温泉や伝統工芸、農業体験施設など様々な魅力的なスポットが集まっています。
しかし、現状はそれらを繋ぐ存在がなく、それぞれが孤立して点在している状況。

バーやボトルショップを併設したブリュワリーを作ることで、例えば農業体験をした農家さんのリンゴを使ったビールが作られている、そのビールが温泉でお風呂上がりにまた宿泊先の宿で楽しめる、ブリュワリーの見学からフルーツやホップの畑の見学に参加できる、など会津のハブのような存在になることを目指しています。


クラフトビールが話題になってからしばらく、今ではIPAやペールエール、スタウトやサワービールなど様々な種類のビールが認知され、その味わいの幅広さを多くの人が自由に楽しめるようになりました。同時に国内にもマイクロブリュワリーと呼ばれる小さなブリュワリーが増え、ビール造りのシーンも盛り上がっています。若い志を持った人がビール造りのために都心を離れて地方に移住するというケースも珍しくありません。農業や生産に近いビール造りの現場を見たり体験するだけでも、ものづくりの楽しさや農業の魅力に触れてもらえる大きなきっかけになると思っています。


会津は元々農業がとても盛んなエリア。だからこそ自然を守るために様々なルールが決められていて、今ブリュワリーを作りたいと計画している場所も産業廃棄物を出してはいけないという制限があります。

ビール造りの際にでるビール粕も産業廃棄物とされてしまうため、「産業廃棄物を廃棄物にしない」という取り組みが必要とされます。
いま実験的にビール粕を堆肥としてトマトの畑で使用していて、これが案外うまく機能することを発見しました。このようにこの場所ならではの制限があることをアドバンテージとして受け止め、出来るだけ自然に負荷をかけないビール造りに挑戦しています!

大正生まれの蔵を醸造所に

これまでトマト農業用の事務所として借りていた大正生まれの蔵を大幅に改装して、ブリュワリーに生まれ変わらせるそうです。

また隣接する農業用倉庫を、ビールが買えるボトルショップや、その場で飲めるビアバーなどの施設にしていく予定で、その後、ビールの原料、ホップの栽培にもチャレンジされるそうです。

ブランド名とロゴの由来

チープシックとは、直訳すると「安価なものによってシックに装ったり飾ったりすること」を指し、主にはファッションの業界で使われてきた言葉です。
言葉の意味をそのまま読み取ると、つい「安いものを高そうに着る」と思いがちですが、本来の意味は「おしゃれを楽しむために、必要以上にトレンドを追ったり、アイテムをたくさん持ったり、高価なものばかり買う必要はない」という哲学がベース。

値段とは関係なく、無数にある商品の中から、本物だけを厳しく選び抜き、その本物をいつまでも長く着続ける、というのが根本的な考え方だそう。
この言葉と出会い、
「トレンドに影響されない」
「自分らしいスタイル」
など自分自身が人生をかけて貫いていきたいと思えるキーワードが凝縮されたこの「チープシック」がブランド名へ。

創業者のプロジェクトへの想い

現在、日本各地のビール醸造所にてビール作りの研修をさせてもらいつつ、研修先の醸造所を借りてOEMビールの製造も少しずつ始めています。同時に、とてもハードルの高いと言われている醸造免許を取得するために、内装の設計・機材の輸入など、チーム一丸となって進めています。HPやECサイトの作成やパッケージのデザインなどにも取り掛かり、2022年の夏頃にお披露目できるよう、準備中です。

『脱サラしてトマト農家に就農、独立してトマト農家を営む傍ら今度はビール造りを始めたい。何を言っているんだ、と笑われそうな人生ですが目の前にある自分の興味を追いかけ続け、出てきた課題の解決方法を探す、そんなことを繰り返して気がついたら会津にブリュワリーを作りたい!という強い想いを胸に動いていました。』
『地元を出てたどり着いた会津という場所とこの場所の人々に惚れ込み、この場所でなら面白いことができる!やらなきゃもったいない!と心から思っています。』
『自分以外の若い人にもここでの生活やこの場所の魅力を体験してもらい、色々な生き方があるということを見てもらえたらと思っています。』


また、会津に点在する魅力的なスポットがブリュワリーを通してコミュニティとして輪になって、多様な人が楽しめる、みんなに開かれた場所になればと願っています。

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