【ビール通への道⑫】ビールを料理に使ってみる!その効果や使い方のポイントとは?

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ビール好きの方々に、クラフトビールにまつわるあらゆる情報をお届けしている当サイト。ここでは「ビール通への道」と題して、ビールの知識に関する様々な知識をお伝えしてます。今回は、ビールを料理に使う際のポイントをご説明していきます。

ビールはそのまま飲むだけでなく、昔から料理にも使われてきたってご存知でしょうか?実は、ビールは調味料として料理の風味を変えてくれるんです!

連休で買いすぎたり、お歳暮でもらってビールがたくさん余っている。前日に飲み残して気の抜けたビールがある。でも、捨てるのはもったいない……そんな時は、ぜひビールを料理に使ってみてはいかがでしょうか?

「軽さ」と「風味」を引き出すビールは最高の〝調味料〟

ビールを料理に使う目的は、料理に「軽さ」を加え、食材の「風味」を引き出すこと。そのため、ビールの風味が食材の風味を邪魔することがないように注意が必要です。

初心者におすすめ! 苦味の低いビールは料理にぴったり

料理に使うビールは、苦みが少なく、甘みと麦芽の風味を感じさせる種類のものが望ましいとされています。しかし、食材や料理の種類によって相性の良いビールはちがいます。そのため、場面によって使い分けることも重要です。

なお、ビールは熱が加わり、水分が抜けると「煮詰まった」状態になりますが、これは料理に悪影響を及ぼすため、そうならないよう注意が必要です。

絶品! ビールを使った感動のおつまみ

それでは、実際にビールを使った料理をご紹介していきます! ビールのおつまみに最適なものばかり。ぜひチェックしてみてください。

揚げ物の衣に使って、サクサク食感に!

とんかつや魚のフライ、コロッケ等の揚げ物は「ころも」を付けますが、この「ころも」にビールを加えることで、香ばしく、サクサクとした食感にすることができます。この場合、軽めのラガーかエールがオススメです。

マリネ、サラダに入れて食材をやわらかく!

ビールには食材を柔らかくする働きがあります。また、赤ワイン程主張せず、食材の風味を邪魔することがないため、マリネにも最適です。この場合、アンバーエール(色の濃いペールエール)やブラウンエール(色の濃い甘みのあるエール)を使うのがオススメです。

蒸し料理に使って、食材の風味を引き出す!

茹でたり蒸したりするときに、ビールを加えると食材の風味を引き出すことができます。例えば、ムール貝のビール蒸しは古典的な定番料理にもなっています。この場合、ヴィットビールやヴァイスビール、そのほかにも風味が繊細で、ホップの効かせ具合が軽めのビールがオススメです。

デザートの隠し味にし、味に深みをもたせる!

お酒とデザートの組み合わせは、アイスのラムレーズンやウイスキー風味のチョコレート等が有名。しかし、ビールも欠かすことのできない存在です。

度数が高く、味の濃厚なタイプのビールは、ケーキやパイ、タルトの隠し味としてとてもよい働きをしてくれます。ちょっとした苦味がスイーツのアクセントになるんです。

他にも、プリンやゼリーに隠し味として入れるというケースもあります。フルーツビールをフルーツコンポートに使ったり、インペリアル・スタウトにアイスを浮かべてフロートにしてもおいしいです。デザートでビールを使うとちょっとオシャレですね!

これらを参考にぜひビールを使った料理にチャレンジしてみてくださいね。ビールを使ったおつまみで、ビールをグビッと一杯。ビール好きには最高の贅沢かもしれません。

▼参考
『ビール大全』・2017年8月・楽工社
『ビールの歴史』・2014年8月・原書房
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