この記事でわかること:
- クラフトビールと一般ビールの違いとは何か
- 初心者が選ぶべき飲みやすいビアスタイル(種類)8選
- 苦みが苦手な方でも楽しめる選び方のコツ
- コンビニや通販で買えるおすすめ銘柄
- 初めてのクラフトビール購入でよくある失敗と対策
最近コンビニや飲食店でよく見かけるようになったクラフトビール。「普通のビールとどう違うの?」「苦いんじゃないの?」と思ったことはありませんか?
実は、クラフトビールには何百種類ものスタイル(種類)があり、フルーティーで甘口のものから、すっきりしたラガー系まで千差万別です。自分の好みに合ったスタイルさえ知れば、初心者でも必ず「これだ!」と思える一本に出会えます。
この記事では、クラフトビール入門者が最初に知るべきビアスタイルの基礎知識と、選び方のポイント、おすすめ銘柄8選をわかりやすく解説します。
クラフトビールとは?一般ビールとの違いを3分で理解する

クラフトビール(Craft Beer)とは、小規模な醸造所(ブルワリー)が手間をかけて丁寧に醸造したビールのことです。日本では「地ビール」という呼び名でも知られていますが、2010年代以降は「クラフトビール」という表現が定着しています。
一般的な大手メーカーのビール(ラガービール)との主な違いは次の3点です。
- 原材料のこだわり:フルーツ・スパイス・ハーブ・ローカル食材など、副原料を豊富に使用します。季節限定素材や国産原料を活用した個性的な味わいが魅力です。
- 少量生産:大手メーカーが毎日何十万リットルも製造するのに対し、クラフトブルワリーは数百〜数千リットル規模の少量生産が一般的です。季節限定品や数量限定品も多く、プレミアム感があります。
- ビアスタイルの多様性:IPA(インディア・ペールエール)・スタウト・ヴァイツェン・サワーエールなど、世界には100種類以上のビアスタイルが存在します。一般ビールのほぼすべてがラガー系である一方、クラフトビールはあらゆるスタイルを網羅しています。
初心者におすすめのクラフトビール8スタイル|飲みやすい種類を厳選
クラフトビール初心者が最初に試すべきスタイルを、飲みやすい順に厳選しました。
1. ヴァイツェン(Weizen)
ドイツ発祥の小麦ビールです。バナナのような甘いフルーティーな香りと、柔らかくまろやかな口当たりが特徴。苦みがほとんどなく、「ビールが苦手」という方に最もおすすめのスタイルです。アルコール度数は4〜5%程度と穏やか。
おすすめ銘柄:常陸野ネストビール ホワイトエール(茨城)、銀河高原ビール 小麦のビール(岩手)
2. フルーツビール(Fruit Beer)
季節のフルーツを使用したビールで、甘みと果実の香りが豊か。ベリー・ゆず・桃・マンゴーなど、日本ならではのフルーツを使った銘柄も多く、ビールよりもフルーツサワーに近い感覚で楽しめます。
おすすめ銘柄:サンクトガーレン アップルシナモン(神奈川)、ヤッホーブルーイング フルーツ系シーズナル
3. ペールエール(Pale Ale)
クラフトビールの入門として最も定番のスタイルです。麦芽の甘みとホップのフルーティーな香りがバランスよく調和し、苦みは控えめ。柑橘系・トロピカルフルーツのような香りを楽しめます。
おすすめ銘柄:よなよなエール(長野)、COEDO 瑠璃(埼玉)、志賀高原ビール ペールエール(長野)
4. セゾン(Saison)
ベルギー発祥のファームハウスエール(農家のビール)。スパイシーでドライな後味が特徴で、柑橘・こしょう・レモンのような複雑な風味があります。食事との相性が抜群で、特に和食や鶏料理と合わせると絶品です。
5. ゴールデンエール(Golden Ale)
見た目は一般的なラガービールに近い黄金色ですが、クラフトビール特有のフルーティーな香りと複雑な味わいを持ちます。「ラガーからクラフトビールへの橋渡し」として最適なスタイルです。
6. ピルスナー / クラフトラガー(Pilsner / Craft Lager)
日本の大手ビールと同じラガー系ですが、クラフトブルワリーが造ることで、ホップや麦芽の品質が際立ちます。すっきりした喉ごしはそのままに、香りと余韻がより豊かです。
おすすめ銘柄:COEDO 伽羅(埼玉)、SPRING VALLEY 豊潤(キリン)
7. ブラウンエール(Brown Ale)
カラメルやナッツのような甘い香りと、ほどよい苦みのバランスが取れたスタイル。赤みがかった褐色の外観が特徴で、濃い色のビールが気になる方でも飲みやすい一品です。
8. ポーター(Porter)
ロースト(焙煎)した麦芽を使った黒ビールのうち、比較的軽めのスタイルです。チョコレートやコーヒーのような香りがありながら、アルコール感は控えめ。「黒ビールは重そう」と思っている方に試してほしいスタイルです。
クラフトビールの選び方|初心者が失敗しない3つのポイント

ポイント1:ビアスタイルで選ぶ
ラベルに書かれた「スタイル名」を確認しましょう。「IPA(インディア・ペールエール)」は苦みが強く上級者向け、「ヴァイツェン」「ホワイトエール」「ペールエール」は初心者向きです。
苦みの強さは「IBU(International Bitterness Units:国際苦味単位)」という数値で表されることもあります。IBU10〜20が飲みやすく、IBU50以上はかなり苦い部類です。
ポイント2:アルコール度数で選ぶ
クラフトビールの中には8〜12%と高アルコールのものもあります(インペリアルIPAやバーレーワインなど)。初心者はアルコール度数4〜6%程度のものから始めるのが安心です。
ポイント3:少量・単品から試す
初めてのスタイルは、まず1本だけ買って試しましょう。クラフトビール専門店やオンラインショップでは1本単位での購入が可能です。いきなり6本パックや12本セットを買うのは初心者にはリスクがあります。
初心者向けクラフトビールの入手方法|どこで買える?
コンビニ・スーパー
よなよなエール(ヤッホーブルーイング)・COEDO・常陸野ネストビールなどは、全国のコンビニやスーパーで手軽に購入できます。価格は350ml缶で350〜500円程度。入手しやすいうえに品質も安定しており、初心者の入り口として最適です。
クラフトビール専門のオンラインショップ
全国のクラフトビールを自宅でお取り寄せできるオンラインショップも充実しています。初心者向けの飲み比べセットも多く、一度に複数のスタイルを試せるのが魅力です。
詳しいおすすめ専門店は「クラフトビール専門店ガイド」もあわせてご覧ください。
タップルーム・ブルーパブ
醸造所直営のタップルーム(直営飲食店)では、できたての生クラフトビールを少量ずつ試飲できるフライトメニューが人気です。スタッフにおすすめを相談できるので、初心者でも安心して楽しめます。全国のタップルーム情報は「タップルームガイド」で紹介しています。
まとめ|クラフトビール初心者はここから始めよう
- 最初の1本はヴァイツェン・ペールエール・フルーツビールがおすすめ
- 苦みが苦手な方はIBUの低いスタイルを選ぶ
- アルコール度数は4〜6%のものからスタートする
- コンビニでも買えるよなよなエール・COEDOは初心者の登竜門
- 専門店やタップルームで少量ずつ試飲すると好みが見つかりやすい
- IBU・スタイル表記を確認する習慣をつけると選びやすくなる
クラフトビールは「苦くて難しいお酒」ではなく、多様な味わいを楽しむ「体験」です。まず1本、気になるスタイルを試してみてください。あなただけの「推しクラフトビール」がきっと見つかります。
23歳の時に古いビル1棟を飲食ビルにして起業。
ビールが好きすぎてクラフトビール醸造はじめちゃいました。

