クラフトビール好きの方にためになる情報をお伝えしている当サイト。これまで2回にわたってビール醸造研修について紹介してきました。基礎知識から実践的な技術が身につく、研修のカリキュラムなどを説明してきましたが第3回の今回はその最終回です。実際にビール醸造研修を行っているビール工場に潜入取材!クラフトビール造りのための研修では一体どのようなことをするのか、良いビール造りをするためにはどんな経験が必要なのかを、細かくご紹介していきます。
ビール瓶の消毒はマスト!これも大事な仕事の一つ
今回はライナ株式会社の醸造所にお邪魔して実際にビール醸造研修を見学させていただきました。新宿と浅草橋に醸造所がありますが浅草橋の工場に潜入!どんな研修が行なわれているのかレポートします。
ビール瓶は1本ずつ手作業で消毒!
ビール作りというと、大麦、ホップといった材料を自己流にブレンド、というような「味」にまつわることを学ぶように思いますが、それだけではありません!樽詰めや瓶詰めまでやってはじめてビール作りが完了するんです。
こういった一見、地味な作業もしっかり理解し、こなせるようになることが重要!今回の研修では瓶詰め作業の一連の流れを見させていただきました。
ビール瓶は1本ずつしっかり消毒
このようにビール瓶は1本ずつ消毒液に漬けられます。繰り返し使うビール瓶ゆえに、毎度消毒する必要があるのです。今回、研修を見学させていただき衛生面の知識も不可欠なものなのだと実感しました。
ビールの知識だけでなく、醸造家に必要な技術もしっかり身につく!
これらの作業を自分の手で行うことで、知識だけでなく技術も体に体得できます。また衛生面を気をつけなくては、という飲食に携わる人にとっては欠かせない想いも身につくはずです。
ビールを瓶に詰める作業も1本ずつ丁寧に
次の作業は「瓶詰め」。消毒を終えた瓶にビールを詰めていきます。小さなブルワーでは設備の都合上、このように1本1本手で詰めることも。自家醸造を目指すならば、瓶詰めは必ずマスターしておかなくてはならない工程といえます。
栓をするのも一つ一つ手作業、ビール造りは経験を積んでいくことが大事
栓をする作業も1本ずつ!これもすべて体験することにより要領よく瓶詰めをこなす能力を身につけることができます。1つ1つは単純な作業ではあるのですが、同時に何本もの瓶詰めを行わないといけないのでかなり大変!すべての工程で少しずつ経験を積んでいくことが大事なのだと感じました。
設備の洗浄も大切な仕事の一つ
研修では洗浄作業の大切さも学びます。おいしいビールを作るノウハウは当然のことながら、それを商品として提供することの大変さも体感できるのは、ビール醸造免許取得を目指す人には貴重な経験といえます。
ライナ株式会社では1〜3カ月で10回のカリキュラムを行っています。都内の工場なので忙しい人でも気軽に通えて、本格的な知識を得ることができるんです。週に1回程度、と考えるとそれほど大変ではなさそうですね。
3回に渡りビール醸造研修について紹介してきました。いかがだったでしょう。
第1回から読んでみたい方はこちらをご覧ください。
ビール好きの人にとって、自分でビールが造れたらこれ以上の幸せはないかも。ビールを職業にしてみたいという人はもちろんのこと、ビール好きの人もぜひビール醸造研修に興味を持ってみてください!
「ライナ株式会社ビール醸造研修」詳細
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ほかのお酒は飲まなくてよいというほどのビール好き。
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