クラフトビール初心者におすすめ!飲みやすい種類と選び方ガイド

ビールの種類

この記事でわかること:

  • クラフトビールと普通のビールの違い
  • 初心者向けの選び方3つのポイント
  • 飲みやすいビアスタイル5種類の特徴
  • 国内おすすめ銘柄の紹介
  • 美味しく楽しむためのコツ

クラフトビールって気になるけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…そんな声をよく耳にします。スーパーやビアバーで見かけるカラフルなラベルのビール、一体どれが自分に合うのか、最初は戸惑いますよね。

実は、ビールが苦手という方にも楽しめるスタイルがたくさんあります。この記事では、クラフトビール初心者が最初の一本で失敗しないための選び方と、飲みやすいおすすめスタイルをわかりやすくご紹介します。

クラフトビールとは?普通のビールとの違い

クラフトビール(Craft Beer)とは、小規模な醸造所(ブルワリー)が独自のレシピで少量製造する手作りビールのことです。大手メーカーが量産する一般的なビールとは異なり、醸造家(ブルワー)の個性と創造性が発揮されたビールです。

日本では1994年の酒税法改正により小規模醸造が解禁され、全国各地でクラフトビールが作られるようになりました。現在は全国に700社以上のブルワリーが存在し、スタイルは150種類以上にのぼります。2026年10月には酒税法改正でビール系飲料の税率が統一され、クラフトビールの店頭価格が下がることも期待されています。

普通のビールとの主な違いは以下の通りです:

  • 原材料の幅広さ:フルーツ・スパイス・地元食材など個性的な副原料を使用
  • 醸造量の少なさ:小ロット生産のため鮮度が高く、季節限定品も豊富
  • 味わいの多様性:苦みが強いものから甘酸っぱいものまで幅広いバリエーション
  • 価格帯:大量生産品より高めだが、その分個性と品質が高い

クラフトビールは「ビールってみんな同じ味でしょ?」というイメージを覆す、新しい飲み物の世界を体験させてくれます。

初心者が失敗しない選び方の3つのポイント

ペールエールを注ぐクラフトビールのグラス、ホップと麦芽を添えた木製テーブル

クラフトビール選びで迷ったときは、次の3つのポイントを参考にしてみてください。

ポイント1:苦みの強さで選ぶ

ビールの苦みを生み出すのは「ホップ」という植物です。ホップの使用量が多いほど苦みが強くなります。苦みが苦手な方は、ホップが少なめのヴァイツェン(小麦ビール)やフルーツビールからスタートするのがおすすめです。

苦みの強さは「IBU(国際苦味単位)」という数値で表されます。初心者は20以下を目安に選ぶと失敗が少ないです。

ポイント2:色で大まかな味を把握する

ビールの色は麦芽の焙煎度合いによって決まります。色と味の関係はざっくりと以下の通りです:

  • 黄金色・淡い色:軽やか・フルーティで飲みやすい
  • 琥珀色・赤褐色:コクがありナッツや焦げた香り
  • 黒・濃褐色:ロースト感が強くコーヒーやチョコレートのような風味

初心者は薄い色のビールから始めると、飲みやすく感じやすいです。

ポイント3:飲む場所・シーンで選ぶ

食事と合わせるなら料理に合ったスタイルを、ゆっくり一人で楽しむなら自分の好みに合わせたスタイルを選びましょう。クラフトビールには「ペアリング(食べ合わせ)」の文化があり、相性が良い料理と合わせることで味わいが何倍にも広がります。詳しくはクラフトビールのペアリングガイドもご覧ください。

初心者におすすめのクラフトビール5スタイル

クラフトビールの世界では150種類以上のビアスタイル(ビールの種類)が存在します。その中から初心者が特に飲みやすいスタイルを5つ厳選しました。

1. ペールエール(Pale Ale)

初心者に最もおすすめなのがペールエールです。麦芽の香りとホップのフルーティな風味がバランスよく調和した飲みやすいスタイルで、オレンジやグレープフルーツのような柑橘系の香りが楽しめます。苦みはほどよく、ビール初心者から愛好家まで幅広く支持されています。

代表的な国内銘柄として「よなよなエール」(ヤッホーブルーイング)があり、コンビニやスーパーでも購入できます。

2. ヴァイツェン(Weizen)

ドイツ発祥の小麦ビール。バナナやクローブのような甘い香りが特徴で、苦みがほとんどなくクリーミーな泡と柔らかな口当たりが楽しめます。「ビールが苦手」という方にも飲みやすいスタイルとして人気です。

3. フルーツビール(Fruit Beer)

醸造工程で果物や果汁を加えたビールです。フルーツの甘みと酸味が前面に出て、ジュースに近い感覚で楽しめるものも多いです。苦みが最も少ないスタイルのひとつで、ビール初挑戦の方に特におすすめです。

4. ベルジャンホワイト(Belgian White)

小麦麦芽にオレンジピール(橙皮)とコリアンダーシード(香菜の種)を加えたベルギー発祥のスタイル。柑橘の香りとスパイシーな風味が爽やかで、軽やかに飲めます。「白ビール」とも呼ばれ、コエドビールのシロや常陸野ネストのホワイトエールが人気です。

5. セゾン(Saison)

ベルギー生まれのファームハウスエール。ドライでスパイシーな風味と、ほんのりフルーティな香りが特徴です。比較的苦みが少なく飲みやすいため、食事と合わせるのにも適しています。

国内おすすめのクラフトビール銘柄3選

木製のフライトボードに並べた4種類のクラフトビールのテイスティンググラス

よなよなエール(ヤッホーブルーイング)

長野県軽井沢を拠点とする日本のクラフトビール界を代表するブルワリー。「よなよなエール」はアメリカンペールエールスタイルで、ホップの香りと柔らかい苦みが初心者にぴったりです。コンビニやスーパーで気軽に購入できる手軽さも魅力で、クラフトビール入門の一本として最適です。

常陸野ネストビール・ホワイトエール(木内酒造)

茨城県那珂市の老舗蔵元が手がけるクラフトビール。コリアンダーとオレンジピールを使用した白ビールで、フルーティで飲みやすく、海外でも高い評価を得ています。フクロウのラベルでも知られる人気銘柄で、ギフトにもおすすめです。

COEDOビール・白(シロ)(協同商事)

埼玉県川越市で作られるクラフトビール。「白(シロ)」は小麦をベースにしたベルジャンホワイトで、クリーミーで飲みやすく初心者に人気です。各スタイルに日本語の名前がついており、選ぶ楽しさもあります。

クラフトビールをもっと楽しむコツ

適切な温度で飲む

クラフトビールは種類によって最適な飲用温度が異なります。フルーティなペールエールやヴァイツェンは8〜12℃、スタウトなどコクの強い濃色ビールは10〜15℃がおすすめです。キンキンに冷やしすぎると香りが飛んでしまうため注意してください。

グラスに注いで飲む

缶や瓶から直接飲むより、グラスに注ぐことで香りが開き、泡のクリーミーさも楽しめます。グラスはあらかじめ冷やしておくと、温度が急上昇しにくく最後まで美味しく飲めます。

少量ずつ飲み比べる

クラフトビールの醍醐味は種類の多さです。最初は同じスタイルを複数の銘柄で飲み比べるのがおすすめ。自分の好みのスタイルを見つけやすくなります。クラフトビール専門店では少量を複数種類試せる「フライト」という飲み方ができることも多いので、ぜひ活用してみてください。

ビアスタイルをさらに深く知りたい方はIPAの種類と特徴を解説した記事もあわせてご覧ください。

まとめ:クラフトビール初心者が知っておきたいポイント

  • 苦みが苦手な方はヴァイツェン・フルーツビール・ベルジャンホワイトから始める
  • バランスよく楽しみたい方にはペールエールが最もおすすめ
  • 手軽に購入したい方はよなよなエール・常陸野ネストビールがコンビニでも入手可能
  • 色の薄いものから選ぶと失敗が少ない
  • グラスに注いで適切な温度(8〜12℃)で飲むと味わいが格段にアップ
  • クラフトビール専門店のフライトを活用して飲み比べをするのがおすすめ

クラフトビールは、ビールが苦手な方にも楽しめるスタイルがたくさんあります。まずは飲みやすいペールエールやヴァイツェンから挑戦して、自分だけのお気に入りの一杯を見つけてみてください。

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