クラフトビールを仕事にする〈Craft Beer Company社員インタビュー〉ブルワー、木水朋也さん②

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ビールについてあらゆる情報を提供している当サイト。ここでは3回に渡り、ビールをつくるという夢を叶えた木水朋也さんのインタビュー記事をご紹介します。

今回はその第2回。木水さんがクラフトビールの醸造を行っている会社、Craft Beer Company(クラフトビールカンパニー)に就職してからのお話をうかがっていきたいと思います。彼のビールへの想いをうかがっていると、クラフトビール業界の楽しさが見えてきました!

会社との運命的な出会いで、ブルワーに

ビールづくりについて語るとき、木水さんはこういいます。

「本当に楽しいですね。醸造についてはすべてを任せてもらっています。この会社に入ってからは最初からオリジナルのレシピでビールをつくっています」

あるクラフトビール会社でビール醸造のノウハウを学んだ木水さんはその経験を活かし、新宿にあるVector Beer Factoryでビールの醸造を始めたのが2016年。それから今に至るまで、Craft Beer Companyのヘッドブルワーとして活躍されています。

「会社や社長との出会いは、本当に良い出会いだなと思いましたね」

ブルワーとして働くうえでの「やりがい」とは?

「当時はいろんな失敗もありましたが、試行錯誤のなかでヒット作のビールが生まれるようになります。そこで次のステップとして浅草橋の工場に造ることが決まったんです」

と、木水さん。新宿の工場だけでは生産量が追いつかないようになり、会社は浅草橋に新しい工場を造ります。

2017年11月にオープンしたのがこの浅草橋工場。

「スタートアップから携わっていた工場が大きくなるということに、やりがいや喜びを感じましたね」

現在、木水さんはこちらの浅草橋工場でビールの醸造を続けています。

「ここの工場を建てるとなったときは、一つステップアップしたな、と感じたのでうれしかったですね。仕事の楽しさも感じました!」

ブルワーにとって楽しさを感じる瞬間とは?

「お客さんに飲んでもらうときが一番楽しい」と木水さんは開口一番に答えてくれました。

やはり人に飲んでもらうときの喜びは相当なものだそう。

ブルワーが語る、ビールづくりの面白さとは?


ビールは一番安く、何杯も飲める酒であることも魅力と木水さんは話します。

「完成したビールの反応を早く聞きたい!」
多くの人になじみのあるビールで、新しい味を追求する作業は喜びを感じるポイントが多いようです。

風通しの良い環境がビールづくりをもっと楽しくする

ビールづくりそのものも楽しいといいますが、会社の環境の良さも大切だと木水さん。

「社長の小川さんの人柄が素敵なんです。懇切丁寧な人だし社員とも距離が近い。そういう風通しのよい会社なので、とてもやりやすいですね」

そんな社長のもと、フラットな環境で働くことができているそうです。

「今は確かに『組織』ではありますが、堅苦しさは感じません」

都内に多くの飲食店を持つライナ株式会社は現在40人程度を要する企業となりましたが、風通しのよい環境は変わらないといいます。

「ビールをつくるだけでなく、お店への配送もしているので各店舗の店長たちとの関わりは多いですね。また店舗同士も近いから、お互いにお客さんとして店に顔を出すということも多いので楽しいですね」

彼のクラフトビールへの想いや今の仕事についてお話を聞いていると、何度も「楽しい」という言葉を聞くことになりました。

クラフトビールをつくるという仕事は本当に楽しく、やりがいがあるもののようです。

次回は、そのお仕事実態とクラフトビール業界の実情について詳しくうかがいます!お楽しみに。

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