クラフトビール好きの方に素敵な情報を紹介している当サイト。3回に渡りビール醸造研修について紹介しています。第2回の今回は具体的に研修がどのようなものなのかを紹介していこうと思います。醸造免許取得までに、どのような行程が必要なのかよく理解できるはず!
前回は、ビール醸造の免許を取るメリットなどについて紹介しました。詳しくはコチラをチェックしてみてください。
ライナ株式会社のビール醸造研修プログラムをおすすめする理由
自社ビールを醸造し飲食店も手がける会社
今回も前回に続き、ビール醸造研修を行っているライナ株式会社のプランを例に取り、ビール醸造研修について学んでいきましょう。こちらの会社はVector Beer Factory など、飲食店を多数運営しながら自社ビールも醸造しています。これまでたくさんのオリジナルクラフトビールを作っている会社による研修ということで安心感たっぷりです。
最短1〜3カ月もOK、短期間でも研修完了!
ライナ株式会社のビール醸造研修の特徴は、最短1カ月~3カ月という短い日程でできるということ。醸造の基本からオリジナルレシピ開発と、幅広い知識と能力を獲得できるのに、短期間で研修を終えられるというのはうれしいですね。
自分のペースで通えるから忙しい人に最適
「週に1回程度」など自分のペースで通って免許を取得できるから、忙しい人にもオススメです。都内のブルワーなのでアクセスもよく、仕事の合間や自分の休みに合わせて気軽に受講することができます!
幅広い知識と能力を習得できるカリキュラム
ビールの知識がゼロでもOK。基本的な知識から学ぶことができます。もちろんさまざまな実践的な経験も行えるので。ビール造りに必要なノウハウが、しっかり身につくんです。
ビール醸造研修プログラム〜詳細〜
では、ビール醸造研修とはどのようなことを行うのでしょう?ここからはライナ株式会社の醸造研修で、具体的にどんなことが行なわれているのかをチェックしていきましょう。
STEP1:研修ニーズの確認と研修目的の共有化
ライナ株式会社の研修では最初に「研修の目的」が何か、その目的の達成のためには何が必要なのかを面談します。
この面談によって受講者の方に合わせた醸造研修の期間とやり方、進め方を決めていくそう。自分に合った研修を受けられるのはうれしいですね!
STEP2:醸造責任者とのスケジュールの確認・調整
要望に合わせた醸造スケジュールを提案し、確認。そこから醸造研修の1回目がスタートします。まずはクラフトビールについての座学を2時間ほど行い、醸造工程を一緒に確認しながら研修を行います。座学で基礎中の基礎を学んでから実践編に移れるので、ビール醸造をゼロからスタートという人も安心です。
STEP3:研修の実施(カリキュラム全10回)
ライナのビール醸造研修は全10回です。座学から実践編まで多種多様な知識、技能を習得できます。カリキュラムは以下です。
①ビールの基礎知識
まずはビールの基礎知識を学びます。以下のような流れで丁寧にわかりやすくビールについて学べるそう。ビールの知識を持っていないという人もこれなら安心ですね。
- はじめに
- クラフトビール市場の現状
- スタイル別ビールの種類
- ビールの原材料
- ビールの製造過程
- ビールと発泡酒の違い(酒税面等含む)
②ビール醸造に必要な基礎知識
ビールの知識の次は「醸造」に関わる知識もしっかり学びます。以下のような専門的な知識をしっかり自分のものにでき、実践的な技術も身につきます。
- ビール醸造の流れ(詳細)
- 水/麦芽(モルト)/ホップ/酵母(イースト)
<実践編>
- 250L~300L仕込み
ペールエール/IPA(インディアペールエール)/ヴァイツェン/フルーツエール - 500L~1000L仕込み
ペールエール/IPA(インディアペールエール)/ウィートエール/スタウト
③樽詰め・瓶詰め・衛生管理について
研修では座学だけでなく実際に樽詰め、瓶詰めなども体験します。
<実践編>
- シロップケグ(コーネリアスケグ)等の樽詰め
- 瓶詰
- サンケイケグの樽詰め
- 仕込み釜、発酵タンクの洗浄の仕方、品質管理について
④醸造免許取得後の管理体制、経営について
醸造の知識だけでなく、免許取得後に必要な情報もしっかり伝授。本気でビールを仕事にしたい人にはうれしいですね。
- 税務申告等の記帳の仕方
- 管理体制の説明
- ビール醸造の経営について
STEP 4:研修実施後の最終チェックとアフターフォロー
研修修了後にどこまで習得できたのかのチェックをし、目的を達成するための技術レベルが到達したのかどうかを判断します。もう少し研修が必要なら、アフターフォローとして技術習得するまで研修を続けることが可能です。もちろん追加料金は一切かかりません。
その後醸造免許を取得する方向なら、別途醸造免許コンサルティングへ進むこともできます。
STEP5:研修修了書の発行
醸造研修が終了したら、最後に研修修了書を発行します。
ビール醸造研修にかかる費用はどのくらい?
全10回のカリキュラム:20万円
10回のカリキュラムですべて合わせて、かかる費用は20万円(税別)となっています。全10回の充実の内容で細かなアフターケアまでついているので、本気でビール作りを学びたい人にはオススメです。
次回は実際に研修に潜入!どんなことを行うのかを見せてもらいます。
「ライナ株式会社ビール醸造研修」詳細
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