クラフトビールに興味はあるけれど、種類が多すぎてどこから始めればいいかわからない——そんな方は多いのではないでしょうか。
この記事でわかること
- クラフトビールと一般ビールの違い
- 初心者が選ぶべき種類(スタイル)の基準
- 飲みやすくておすすめの銘柄10選
- ビアバーで恥をかかない注文のコツ
クラフトビールとは?普通のビールとの違いを解説

クラフトビール(craft beer)とは、小規模なブルワリー(醸造所)が個性的なレシピで造る手作りビールのことです。大手メーカーが製造する「マスビール」と比べ、使用する原材料の種類や製法の自由度が高く、醸造家(ブリュワー)の個性が色濃く反映されます。
日本では2000年代以降にクラフトビール文化が急速に広まり、2026年現在、全国に700を超えるブルワリーが存在するとされています。コンビニやスーパーでも手軽に買えるブランドが増え、今まさに「第二次クラフトビールブーム」の真っ只中にあります。
大手ビールとの主な違いは次のとおりです。
- 原材料:麦芽・ホップ・酵母のほか、フルーツ・スパイス・ハーブなど多彩な副原料を使用
- 製造量:少量生産のため鮮度が高く、季節限定品も豊富
- 味の多様性:100種類以上のビアスタイル(種類)が存在し、苦い・甘い・酸っぱいと個性さまざま
初心者が選ぶべきクラフトビールの種類
クラフトビールには「ビアスタイル」と呼ばれる種類分けがあり、スタイルによって味の方向性が大きく異なります。初めてチャレンジするなら、苦みが穏やかで香りを楽しめるスタイルがおすすめです。
ペールエール(Pale Ale)
ホップの柑橘系・フローラルな香りが特徴で、苦みは中程度。ビールらしいキレを保ちながらも飲みやすく、初心者の入口として最も人気があります。「よなよなエール」(ヤッホー・ブルーイング)はその代表格で、コンビニでも購入できます。
ヴァイツェン(Weizen)
小麦麦芽(ウィート)を多く使うドイツ発祥のスタイル。バナナやクローブのような華やかな香りが特徴で、苦みが少なく甘みを感じやすいため、「ビールの苦みが苦手」という方にも好まれます。
ヘイジーIPA(Hazy IPA)
近年爆発的に人気が高まっているスタイルで、白く濁った見た目と、南国系フルーツのジューシーな香りが特徴です。IPA(インディア・ペールエール)とは従来は苦みが強いイメージがありますが、ヘイジータイプは苦みが抑えられ、フルーツジュースのような味わいで飲みやすいと評判です。
フルーツビール
桃・ラズベリー・パッションフルーツなどを使ったビールで、甘みと香りが豊か。アルコール感が少なく、ビール初体験の方でも親しみやすい一杯です。
初心者におすすめのクラフトビール銘柄10選

2026年時点で入手しやすく、評価の高い銘柄を厳選しました。
- よなよなエール(ヤッホー・ブルーイング):定番のアメリカン・ペールエール。柑橘の香りとまろやかな苦みが絶妙なバランス。
- 水曜日のネコ(ヤッホー・ブルーイング):ベルギー・ホワイトエールで、オレンジピールとコリアンダーの爽やかな香り。苦みゼロに近く超入門向け。
- 東京ブルースカイ(Far Yeast Brewing):東京発のヘイジーIPAで、マンゴーや柑橘を思わせる甘い香りが印象的。
- 志賀高原ビール ペールエール(玉村本店):長野発の実力派。麦の旨みとホップの爽快感が楽しめる地ビールの名作。
- COEDO 瑠璃(Ruri)(協同商事):日本産ホップを使ったピルスナースタイル。すっきりした味わいで食事にも合わせやすい。
- SPRING VALLEY 豊潤496(キリン):大手が本気で作ったクラフト系ビール。しっかりした麦の旨みが感じられ、コンビニで気軽に購入できる。
- 南信州ビール アップルホップ:りんごの産地・長野らしいフルーティーなフレーバーホップビール。
- ベアードブルーイング 須崎ヴァイツェン:静岡発の小麦ビール。バナナ香が豊かで飲み口が軽い。
- 箕面ビール スタウト(箕面ブリュワリー):黒ビールながらコーヒー・チョコの香りが豊かでクリーミー。苦みより香ばしさが際立つ。
- 常陸野ネストビール ホワイトエール(木内酒造):フクロウのラベルで有名な世界的に評価の高い白ビール。コリアンダーとオレンジピールの香りが上品。
クラフトビールの選び方・楽しみ方のコツ
色で種類をイメージする
一般的に、ビールの色と味には相関があります。
- 黄金色〜淡黄色:すっきり・軽め(ピルスナー、ヴァイツェンなど)
- オレンジ〜アンバー:フルーティー・中程度の苦み(ペールエール、IPAなど)
- 茶〜黒:香ばしい・コクが強い(スタウト、ポーターなど)
適切な温度で飲む
クラフトビールは冷やしすぎると香りが飛んでしまいます。フルーティーな香りを楽しみたいなら8〜12℃がおすすめ。グラスに注いで少し温度が上がってから飲むと、香りがより開いてきます。
料理とのペアリングを楽しむ
クラフトビールの醍醐味のひとつが、料理とのペアリング(組み合わせ)です。ペールエールには唐揚げや焼き鳥、ヴァイツェンにはソーセージや揚げ物、スタウトにはチョコレートケーキという組み合わせが鉄板です。詳しいペアリングの方法はクラフトビールのペアリング完全ガイドもご覧ください。
ビアバーで注文を楽しむポイント
地元のクラフトビール専門店やビアバーに足を運ぶと、自分好みの一杯に出会えます。初めてのお店では、店員さんに「苦みが少なめで飲みやすいものを」「フルーティーな香りのものを」と伝えると、ぴったりの一本を提案してもらえます。
タップルーム(ブルワリー直営のバー)では、そのブルワリーが造る出来たての生ビールを飲めるのが最大の魅力。東京・大阪・名古屋など主要都市を中心に増えているので、ぜひ訪れてみてください。
クラフトビール専門店の選び方については東京のおすすめタップルーム・クラフトビールバーでも紹介しています。
まとめ
クラフトビール初心者に向けて、おすすめの種類と銘柄をまとめました。
- まずはペールエール・ヴァイツェン・ヘイジーIPAから試すと飲みやすい
- 苦みが苦手な人はフルーツビール・ホワイトエールが入門に最適
- コンビニで買えるよなよなエールや水曜日のネコが手軽でおすすめ
- 温度・グラス・料理との組み合わせを意識するとさらに楽しみが広がる
- 専門店やタップルームに行けば、自分にぴったりの一本に出会える可能性大
クラフトビールの世界は奥深く、飲めば飲むほど新しい発見があります。まずは1本、気軽に試してみてください!
23歳の時に古いビル1棟を飲食ビルにして起業。
ビールが好きすぎてクラフトビール醸造はじめちゃいました。
