この記事でわかること:
- クラフトビールと普通のビールの違い
- 初心者向けにおすすめのビアスタイル(種類)
- 失敗しないクラフトビールの選び方
- 日本の人気おすすめ銘柄
- おいしく飲むための温度・グラスのコツ
クラフトビールとは?普通のビールとの違いをわかりやすく解説

クラフトビール(craft beer)とは、小規模なブルワリー(醸造所)が手作りで製造するビールのことです。「クラフト」は英語で「職人技・手工芸」を意味し、大量生産ではなく個性を追求した醸造スタイルを指します。
日本では2000年代以降にブルワリーが急増し、2026年現在では全国に1,000社以上のクラフトビールブルワリーが存在するといわれています。
普通のビールとの主な違い
- 製造規模:大手は年間何百万リットルを製造するのに対し、クラフトは少量生産
- 原材料:副原料(コーン・コーンスターチなど)を使わず、麦芽・ホップ・水・酵母にこだわるものが多い
- 個性:ブルワリーごとに異なるレシピで、味・香り・色合いが多彩
- 価格:製造コストが高く、1本350mlで400〜700円程度が相場
クラフトビールは「高いから敷居が高い」と感じる人も多いですが、最近はスーパーや通販でも手軽に購入できるようになり、初心者でも楽しみやすくなっています。
初心者におすすめのクラフトビールの種類一覧
クラフトビールには「ビアスタイル」と呼ばれる種類が世界で100種類以上存在します。初心者が最初に知っておくと選びやすいスタイルを紹介します。
ペールエール(Pale Ale)
初心者に最も定番のスタイルです。ホップ(ビールの苦味・香りを出す植物)の苦味と麦芽の甘みのバランスが取れており、クラフトビールの特徴である「香り」をはじめて体験するのに最適です。苦味は中程度で、飲みやすさと個性を両立しています。
ヴァイツェン(Weizen)
小麦麦芽を50%以上使用したドイツ発祥のビールスタイルです。酵母をろ過しない「ヘーフェヴァイツェン(Hefeweizen)」は、バナナやクローブを思わせる独特のフルーティーな香りが特徴。ホップの使用を抑えているため苦味が少なく、ビールが苦手な方にも好評です。
ゴールデンエール(Golden Ale)
色が淡く、すっきりとした飲み口が特徴のエール系スタイル。ラガーよりもやや風味豊かで、エール初挑戦の方に向いています。
クラフトラガー(Craft Lager)
「ラガー」は日本の大手ビールと同じ下面発酵タイプですが、クラフトブルワリーが作るラガーは原材料や製造プロセスにこだわり、大手にはない複雑な風味を持ちます。普段から缶ビールを飲んでいる方が最初のクラフトビールとして入りやすいスタイルです。
ヘイジーIPA(Hazy IPA)
近年特に人気が高まっているスタイルです。通常のIPA(インディア・ペールエール)より苦味が少なく、トロピカルフルーツやシトラスのような豊かな香りが楽しめます。ビールスタイルをもっと知りたい方はIPAとは?飲みやすい種類と特徴の記事も参考にしてください。
クラフトビール初心者向けおすすめの選び方

クラフトビールを初めて買うとき、多すぎる種類に迷ってしまうことがあります。以下の基準で選ぶと失敗が減ります。
苦味の好みで選ぶ
- 苦味が苦手 → ヴァイツェン・ゴールデンエール・ヘイジーIPAがおすすめ
- 苦味が好き → ペールエール・IPA・スタウト(黒ビール)がおすすめ
- どちらでも → まずペールエールを試してみましょう
飲み比べセットを活用する
通販やクラフトビール専門店では、4〜6本の飲み比べセットが販売されています。初めてのうちは様々なスタイルを少量ずつ試せる飲み比べセットが最も失敗しない方法です。
ラベル・ブルワリーのこだわりを読む
クラフトビールのラベルには、使用したホップや麦芽の種類、味の特徴が書かれていることが多いです。「フルーティー」「シトラス」「トロピカル」などの言葉が書かれていれば飲みやすいサインです。逆に「ビター」「ロースト」「ドライ」などは苦味・コク・深みのあるスタイルを示します。
地元のブルワリーを選ぶ
クラフトビールは地域ごとに個性があります。旅先や地元のブルワリーのビールを試すのも楽しみ方のひとつ。セッションビールとは?特徴と選び方のような軽めのスタイルも地元ブルワリーから探してみてください。
日本のおすすめクラフトビール銘柄5選
初心者でも手に入れやすく、評判の高い日本のクラフトビールブランドを紹介します。
- よなよなエール(ヤッホーブルーイング) – ペールエールの代表格。トロピカルな香りで苦味は控えめ。全国のスーパー・コンビニでも入手可能
- 常陸野ネストホワイトエール(木内酒造) – オレンジピール・ナツメグ・コリアンダーを使ったベルジャンホワイト。海外評価も高い
- 京都醸造「一期一会」 – 日本産ホップを使ったセゾンスタイル。フルーティーで軽め
- ベアードビール – 静岡発、英語圏にも人気のブルワリー。季節限定品が充実
- 志賀高原ビール(玉村本店) – 長野県産原材料を活かした多彩なスタイル
クラフトビールをおいしく飲むためのポイント
適切な温度で飲む
- ラガー系:5〜8℃(冷蔵庫から出してすぐ)
- ペールエール・エール全般:8〜12℃(冷蔵庫から10分ほど置いたくらい)
- スタウト・濃いエール:12〜14℃(常温に近い温度で香りが開く)
冷やしすぎると香りが感じにくくなるため、エール系は少し温度を上げて飲むのがポイントです。
グラスの形を工夫する
缶やビン直接でも飲めますが、グラスに注ぐと泡が立ち香りが引き出されます。初心者はシンプルな「パイントグラス」や「タンブラー」があれば十分です。
食事と合わせる
クラフトビールはフードペアリング(食べ物との組み合わせ)を楽しめるのも魅力。ペールエールは揚げ物やチーズ、ヴァイツェンはソーセージや豚肉料理との相性が抜群です。
まとめ:初心者でも楽しめるクラフトビールの世界
この記事のポイントをまとめます:
- クラフトビールは小規模ブルワリーが手がける個性豊かなビール
- 初心者はペールエールかヴァイツェンから始めるのがおすすめ
- 苦味が苦手ならヘイジーIPAやゴールデンエールが入りやすい
- 飲み比べセットで複数のスタイルを試すと好みが見つかる
- よなよなエール・常陸野ネストなど全国流通の銘柄から試してみよう
- 適切な飲用温度とグラスで香りの違いを楽しもう
クラフトビールの世界は奥深く、探せば探すほど新しい発見があります。まずは気軽に1本、ペールエールやヴァイツェンを手にとってみてください。
23歳の時に古いビル1棟を飲食ビルにして起業。
ビールが好きすぎてクラフトビール醸造はじめちゃいました。

