この記事でわかること
- クラフトビールと普通のビールの違い
- 初心者でも飲みやすいビアスタイル5種
- 失敗しない選び方のポイント(苦味・度数・香り)
- スーパー・コンビニで買えるおすすめ銘柄4選
- 美味しく楽しむコツ(温度・グラス・ペアリング)
はじめてクラフトビールを選ぼうとすると、種類の多さに圧倒されてしまう方が多いです。ペールエール、IPA、ヴァイツェン――それぞれどんな味なのか、どれが自分に合うのかわからない、という経験はありませんか。
この記事では、クラフトビール初心者の方に向けて、飲みやすい種類の特徴と選び方をわかりやすく解説します。
クラフトビールとは?普通のビールとの違い

クラフトビール(Craft Beer)とは、小規模なブルワリー(醸造所)が手間をかけて醸造する個性豊かなビールのことです。大手メーカーのビールとの主な違いは、製法の自由度と多様性にあります。
大手メーカーのビールは大量生産向けの「ラガー(低温発酵)」スタイルが主流ですが、クラフトビールでは数百種類の「ビアスタイル(ビールの種類)」が存在します。使う原料の組み合わせや発酵方法によって、味・香り・色が大きく変わるのが特徴です。
日本では1994年の酒税法改正によって小規模醸造が解禁され、翌年から各地にクラフトビールブルワリーが誕生しました。2025年には解禁30周年を迎え、現在では全国に1,000以上のブルワリーが活動しています。
初心者に飲みやすいクラフトビールの種類5選
クラフトビールを選ぶうえで、まず知っておきたいのがビアスタイルの違いです。苦味が強いものから、ほぼ苦くないものまで多岐にわたります。
ペールエール(Pale Ale)
初心者に最も多くすすめられるスタイルです。ホップ(ビールの苦味や香りを出す原料)由来の柑橘系・フルーティーな香りと、ほどよい苦味が特徴。アルコール度数は4〜6%前後が多く、食事との相性も良いです。
ヴァイツェン(Weizen)
ドイツ伝統の小麦ビールです。麦芽の50%以上に小麦を使用するため、バナナやクローブを思わせる甘い香りが広がります。苦味がほとんどなく、ビールが苦手な方にもおすすめです。
ベルジャンホワイト(Belgian White)
コリアンダー(スパイス)やオレンジピール(皮)を使ったベルギー発祥のスタイル。爽やかなスパイス香とフルーティーな風味が特徴で、「ヒューガルデン ホワイト」として日本でも馴染みが深いです。
フルーツビール(Fruit Beer)
いちご・マンゴー・パイナップルなどの果物を使ったビールです。果物の甘みと香りが前面に出て、ビール特有の苦味が抑えられています。普段ビールを飲まない方の入門としても最適です。
セゾン(Saison)
ベルギー発祥の農家ビールで、スパイシーでドライな後味が特徴。4〜7%と度数幅が広く、様々な料理に合わせやすいです。
失敗しないクラフトビールの選び方

初心者が最初の一本を選ぶ際のポイントを3つ解説します。
苦味(IBU)で選ぶ
IBU(International Bitterness Units:国際苦味単位)で、数値が小さいほど苦みが少ないです。
- IBU 10〜20:ほぼ苦くない(ヴァイツェン、ベルジャンホワイト)
- IBU 20〜40:ほどよい苦味(ペールエール)
- IBU 40以上:苦め(IPA、ダブルIPA)
初心者はIBU 20以下のスタイルから始めると安心です。
アルコール度数で選ぶ
通常のビールは5%前後ですが、クラフトビールは3〜10%以上と幅があります。初心者は4〜5.5%前後を目安にすると、飲みすぎ防止になります。
香りの系統で選ぶ
- フルーティー系:柑橘・トロピカルの香り(ペールエール、フルーツビール)
- スパイシー系:ハーブ・スパイスの香り(ベルジャンホワイト、セゾン)
- モルティー系:キャラメル・チョコレートの香り(スタウト、ポーター)
ワインやフルーツサワーが好きな方はフルーティー系から始めるのがおすすめです。
スーパー・コンビニで買えるおすすめクラフトビール4選
特別なビア専門店に行かなくても、身近な場所で手軽に試せるクラフトビールを紹介します。
伊勢角屋麦酒 ペールエール
三重県の老舗ブルワリー「伊勢角屋麦酒」のペールエール。グレープフルーツのような柑橘香と、すっきりした苦味が調和。専門誌の実飲テストで上位を獲得しており、初心者の最初の一本にぴったりです。
ヒューガルデン ホワイト(Hoegaarden White)
ベルギーの老舗ブランドのホワイトビール。コリアンダーとオレンジピールが織り成す独特の爽やかさが人気で、ファミリーマートなど主要コンビニで入手できます。
よなよなエール
長野県・ヤッホーブルーイングのアメリカンペールエール。ホップアロマ(香り)が際立ち、フルーティーさとほどよい苦味のバランスが絶妙。Amazonや楽天でも購入でき、クラフトビール初心者おすすめの定番銘柄です。
常陸野ネスト ホワイトエール
茨城県・木内酒造が醸造するホワイトエール。オレンジピール、コリアンダー、ナツメグを使ったスパイシーな香りが特徴で、フクロウのラベルでも有名です。
クラフトビールをより美味しく楽しむコツ
適切な温度で飲む
エールやヴァイツェンは8〜12℃程度で飲むと香りが豊かになります。冷蔵庫から出してすぐではなく、5〜10分ほど常温に置いてから飲んでみてください。
グラスに注いで飲む
缶から直接飲むのとグラスに注ぐのでは、香りの広がりが大きく違います。ワイングラスや薄手のタンブラーに注ぐだけで、クラフトビールの風味が格段に豊かに感じられます。
料理とのペアリングを楽しむ
- ペールエール × 揚げ物・チキン
- ヴァイツェン × 白身魚・サラダ
- ベルジャンホワイト × シーフード・エスニック料理
詳しいペアリングについてはクラフトビールと料理のペアリングガイドも参考にしてください。
日本各地のクラフトビールブルワリー情報は全国クラフトビールブルワリーマップでご確認いただけます。
まとめ:クラフトビール初心者はここから始めよう
- 最初の一本は「ペールエール」か「ヴァイツェン」が失敗が少なくおすすめ
- 苦味が苦手なら「ベルジャンホワイト」や「フルーツビール」を選ぼう
- アルコール度数は4〜5.5%前後のものから試すと安心
- コンビニで「ヒューガルデン ホワイト」、スーパーで「よなよなエール」が手軽に入手できる
- グラスに注ぐと香りが広がって美味しさがアップする
- 料理との組み合わせ(ペアリング)も積極的に楽しもう
- 全国1,000以上のブルワリーがそれぞれ個性的な一本を醸造している
クラフトビールの世界は広大ですが、最初の一歩は身近なコンビニやスーパーから気軽に踏み出せます。飲みやすいスタイルから始めて、少しずつ自分好みの味を見つけていきましょう。
23歳の時に古いビル1棟を飲食ビルにして起業。
ビールが好きすぎてクラフトビール醸造はじめちゃいました。

